バレンタインなのでちょっとハートを作ろうかと思いましたが、パターンがあるのか、他の方のハートはなんだか似たりよったりでしたので、古書からそれらしいものを探しました。
こちらは、1939年 The Spool Cotton Company 発行のTatting から、タオルを飾るメダリオンとして紹介されていたものです。
確かにハートっぽいのですが『なんだかいびつだなあ…』と思いながら目数通りに再現してみます。
やっぱりね・・・
見たままです。それに大きい。
そこで、目数半分作戦(奇数は小さい方に合わせて)やってみましたが、形は変わらず、そこからアレンジの時間です。
今活躍している方のレシピを、糸の色を変えたり、ビーズを入れたりくらいのアレンジではすぐにバレてしまい、なんだか恥ずかしいですが、80年以上前のレシピですので、堂々とアレンジします。
- まず、フォルムをハートに近づけるために、下の先っぽにリングをプラス
- 面倒だった3段を一筆書きにできないか工夫
- 一筆書きだと無理があったので、シャトル2つにして2段に変更
- 中央のカーブが緩くハートに見えないので、少し丸くカーブをつける
- 全体の作者の意図は変わらないよう、リングの数は変えずチェインの目数のグダグダをすっきりさせる
途中の切ったり貼ったりした画像を取っておけばよかったのですが、捨ててしまったので、出来上がりだけ・・・
どうですか?だいぶかわいくなったかと思います。
私はこの『作者の意図が変わらないように』を大切にしているのですが、マネではないようにとの境目が難しいですね。
全くのオリジナルって、あるのかしら?
コメント