大正時代もタティングでお金儲け

ハンドメイドビジネス

近年、タティングレースを始めたいという方のほどんどが『minneやCreemaで作品を見て、作ってみたくて・・・』とおっしゃいます。

【作ってみたい】のその先には【売ってみたい】ということがあるのかもしれません。

以前アルバイトがこれ面白いですよ~と教えてくれました。

大正12年(西暦1923年)のお金儲けの本に、お金儲けの方法として貯蓄、株、不動産、副業(パン屋、たばこ屋、養鶏) に並び、内職(和洋仕立て、メリヤス裁縫、刷毛、洗濯洗張)の中にタッチングレースが出てくるのです。

十人十色金儲大解剖学 : 金儲智識早わかり 貨殖一新部 編 第九編 内職の四 タッチングレース(P149~150)より

デジタルアーカイブは国会図書館のサイトで閲覧できます。

すぐに修得できて、1日1円(現在の価値で約4,000円)~2円の稼ぎになり 腕がいい方は4円(16,000円)にもなるだろうとあります。

最近流行したばかりで、今日一般的になって居らぬから現在需要は余り多くはありませんが将来は必ず全国津々浦々迄タツチングレースの袋物や洋傘や袖口などに用いられる様になると確信されます

という著者には、先見の明があったのかも知れません。

タティングを仕事にと考える方も多いですが、それは今に始まったことではなく100年前も同じだったのです。

『成功の道は十人十色、個人の特色を発揮するということを目標にお金儲けを』と謳う経済本になぜかタティングレース。

大正時代の皆さんも、救世主のように現れた新しい手芸【タッチングレース】に、目を輝かせながらこぞって取り組んでいらしたのかもしれません。

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