タティングレース

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襟にもいろいろあって~古書の襟の由来と再現・ラペット編~

天草四郎でお馴染み、オランダの襞襟『ラフ』ですが、現在では見たことがないので、使いにくくて無くなったのかと思ったら、続編がありました。邪魔で使いにくい襞襟の糊を取ってフラットにして下に垂れ下げて使ったのです。それをフォーリングバンド(またはヴァンダイクカラー)と言うそうです。
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友情のおにぎり~タティング店としてなぜ”おむすび”にしなかったのか悔やまれるが・・・無料PDF付き~

本日1月17日は、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災の時に、被災地にたくさんの”おむすび”が届けられたことから【おむすびの日】とされているそうです。”おむすび”といえば、以前にタティングで”おにぎり”を作ったことがあり、その時に店長日記に記したものをこのブログにアップしようかと思います。
カルチャー

ユーミンの思い出とヒメジョオンのマスク入れ

古書再現シリーズで、大正時代の本から簡単なモチーフでマスク入れを作ろうかと、春らしい黄色ではじめました。黄色い真ん中が盛り上がってる春の花ってなんだっけ?と調べていたら、【ハルジオン】と【ヒメジョオン】に当たりました。
その他のお悩みに

色のおはなし~十人十色では困るときも~

人それぞれのことを十人十色と言いますが、文字通り 色の感じ方も十人十色です。私たちは色のお仕事をしていますので、何色と言われれば大体わかるし、そこから黄みがかったや、青みがかったも識別できますが、お客様はなかなか表現が難しいようです。見え方も年齢や瞳の色でも違うからです。
カルチャー

タティングにしたいほどの映画3~チューリップフィーバー~

17世紀オランダ 、フェルメールの絵から生まれた、そのままの世界感の物語。チューリップバブルを題材にした、『チューリップフィーバー』をご紹介します。この映画の中では、裕福な男性や奥様の高級なレース、シスターの襟元、侍女の襟や袖口まで、いろいろなタイプのレースの使い方を見ることができます。
カルチャー

美魔女って言っちゃってるけど・・・タティングにしたいほどの映画より

プレミアム会員様へのネタとして、私の趣味の映画からインスピレーションを受けたタティングのデザインをいろいろ考えて公開していました。2020年はなかなかいい映画に当たらず、12月になってやっと作品にしたい映画に当たりました。【魔女がいっぱい】です。
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糸の太さや色が決まるまで・・・と言いながら結局愚痴になってしまった回

コロナ自粛の期間いろいろな【古書再現キット】を作りました。古書ですので、わかっていることは白黒の全体画像と、当時のメーカーの色のサイズだけです。そのまま使うものもありましたが、デザインのみ使って全く違うものを使って別なものに仕上げたこともあります。その際にどのように色やサイズを決めていったかの記録を振り返ります。
カルチャー

手芸は文化だ!~タティングが装いを彩っていた時代~

文化の日、今も昔も内職の手段のようであるような手芸の地位を考えます。文化庁の、演劇や音楽などコロナの影響により活動を自粛した個人または小規模団体の、文化芸術活動の継続支援事業に、手芸は含まれませんでした。やっぱり手芸は内職の域を超えないのでしょうか?芸術とまでは行かなくても、せめてタティングがファッションであった頃の感性を発信できたらなと思っています。
その他のお悩みに

シャトルに何メートル巻きますか?

生徒さんがよく『どのくらい巻きますか〜』なんて簡単に聞かれてますけど、先生も作るときは長年の勘でできてしまい、確実な使用量は調べてみないと分かりませんよね。最初に作品をつくるときに適当にシャトルに巻いて作ってしまい、使った量がわからず、小さいものは結局もう一度作りなおすこともあるんですよね。
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パールタティングって、なんでパールタティングって言うんですか?ついでにマルチーズリングも⁉

パールタティングってなんでパールタティングって言うんですか?について、何回か書いた店長日記をまとめます。日本で説明されている【パールタティング】は3本の糸で片側のダブルステッチのピコの間で、反対側のダブルステッチを入れたものが多く、紛らわしいことにパールを入れたデザインがほとんどで、パールを入れたタティングを【パールタティング】だと思っている方も多いです。