一番人気のタティングヴィンテージコインパースは、切って進むか切らないで進むか

タティングレース

ヴィンテージ物を再現してわかったこと

アメリカから2000円くらいで取り寄せたヴィンテージ物のバッグですが、1950年代くらいのものだと思います。

ちょっと使うのには大きいかなと思い、同じ目数ですがリズベスの#40を使って小さくしてみました。

ビンテージ物再現のシリーズで一番人気のヴィンテージコインパースです。

再現しているとき、途中までが丸いドイリーであることがわかりました。

丸ドイリーの上の部分の両端に小さなモチーフを付け、頂点と同じ高さにします。

そうしてぐるりと周りをとじてバッグにしているのです。

コースターやドイリーのデザインがあれば、上に紐や持ち手や金具を付ければ、この方法で永遠にバッグやがまぐちに変身可能ですね!

内袋について

『写真ではわからないけど、内袋はどうなっているの?』とよく聞かれますが、全部手縫いです。

レシピには、内袋のだいたいの形と、どこにつけるかは書いてありますが、サイズや縫い方までは書いていないのです。

なぜならば、タティングは人によってびっくりするほど出来上がりサイズが違うし、縫い物のレシピではなく、タティングのレシピなので、内袋は常識の範囲内でということにしています。

ミシンを出さなくても縫える素材にしていますし、小物入れなので、強度も気にしないで大丈夫だと思いますので、どうぞ出来上がったタティングに合わせて、大体のサイズで手縫いで作ってみてください。

縫うのも面倒なら、内袋を付けなくてもいいのです。

テクニックについて

こちらはリングのお花の最後のつなぎ方(2回折るつなぎ方)がわかる方なら簡単にできます。

ピコは今どきの小さめでビチビチでつなぐのではなく、かなり長めのクラッシックなタイプです。

ピコはやり過ぎたと思うくらい長くしてください。

切って進むか切らないで進むか問題

切らない方がきれいなので、切らない方法でやりたい、やり方を教えてほしいとよく言われます。

このコインパースは、三つ葉を1つずつ作って切りながら、1周つなげる段があり、片面で32個もありましたので両面ですと64個ですので、切らない方法を聞かれそうだなあと思いました。

できますよ。スプリットリングの途中でジョイントができる方ならできます。

しかし、それが正解でしょうか?

スプリットで全部つないで、1回も糸を切らない方が、はたしてきれいなのでしょうか?

確かに72個も糸始末をするのは大変です。でも大きく見積もっても30分もあれば終わります。

よほど上手な方ならわからないと思いますが、スプリットリングで横につないでいくと、リングの支点が下から横に変わり、変形したリングになります。

三つ葉には三つ葉、四つ葉には四つ葉のかわいさがあると思うので、特に指定がない場合は一つずつ作って、切って横につないだ方がいいと思います。

切らない方がいい説に惑わされないで!切って進んでもいいよ。

もちろん一筆書きのデザインは素晴らしいと思いますが、1回も切らない事が素晴らしいのではありません。

1回も切らないで一筆書きで進んだのにいつのまにか素敵なデザインになっている…そのデザインやアイデアが素晴らしいのです。

それとは別に、切ってもできるけれど、糸始末をしないように出来る限り切らないように進めるというやり方もあるということです。

それがわかる、切らない方がいいと思う方は切らないで進んでもいいし、わからない、または切った方がやりやすい思う方は切ってつなげればいいのです。

このコインパースは、ヴィンテージの再現ですので、切って進んでいます。

切らないで進めたい方は工夫して切らないで進んでください。

Aphyu ビンテージからの再現レシピ【Vintage coin purse】 キット

難易度 ★★★☆☆
サイズ 約13cm
内容:レシピ と図  糸 (リズベス#40 Col.603)1玉分
内袋用布 巾着用紐50cm×2

必要道具:シャトル1個 はさみ ボンド (内袋用に縫い糸、縫い針、またはミシン、ミシン糸)

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