タティングにしたいほどの映画・女王陛下のお気に入り

カルチャー

タティングは仕事になっているので、休みの日はあまりしたくありません。

休日の趣味といえば映画やDVD鑑賞です。

2019年に観た映画の中で、人生観が変わる…⁉︎ ほどの映画が1つありました。
私の個人的な年間映画ランキング2019で主演女優、助演女優賞、衣装、舞台装置、撮影、監督賞を総なめにした【女王陛下のお気に入り】です。

2018年製作/120分/PG12/アイルランド・イギリス・アメリカ合作
原題:The Favourite
配給:20世紀フォックス映画
監督 ヨルゴス・ランティモス
主演 オリヴィア・コールマン
アカデミー賞主演女優賞をはじめ、数々の賞を受賞

受賞歴は多すぎるのでWikipediaの女王陛下のお気に入り受賞歴へ 

この映画はかなりマニアックで、宮廷の華麗な、豪華な衣装や世界、例えば【ソフィアコッポラのマリーアントワネット】などを想像して観られると、全く違います。

ドロドロの宮廷内の諍い、汚いセリフ、臭いがするような描写、気分が悪くなるくらいグロいです。

でもおもしろい!笑ってしまうくらい滑稽です♪

そして、一番話題になったのが、時代考察を無視した白黒のドレス、デニム地などを使った衣装。

絶対にありえない衣装なのに、とてもおしゃれで、独特です。

音もおどろおどろしくて、不気味さを増幅させます。

エンドロール、エンディングテーマもかなり映画の内容にマッチしていて、これを含めて映画全体が、キレキレのファッシンショーのようでした。

【三丁目の夕日】や【おくりびと】がお好きな癒し系を求める方にはオススメできません。

でも映画好き、特にヨーロッパ映画に慣れた方なら大丈夫です。

お涙頂戴、ほのぼの家族ものが多い昨今の日本映画に比べ、何が良かったかというと大人が大人数で大金使って、見たこない世界感を創り出し、共感されようがされまいが、いいと思うものを真剣にやっているというところかな。

この良さが伝わる人が近くにはいないかもしれないけど、同じ目を持つ人が世界のどこかにいると確信できるもの、そこに魅力を感じました。

どうしても頭から離れない【女王陛下のお気に入り】の衣装や世界観を、タティングで表現してみました。

この白黒のモチーフを使ってビスコーニュに。

針を刺すところが、あの映画っぼい!

『私に刺しなさい!刺せばいいのよ!!』という女王陛下の声が聞こえて来そうです。

大きさも普通のビスコーニュの1.5倍以上、まさにクイーンサイズ!

キットの詳細はタティングコーナーに掲載します。お楽しみに。

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